▼「治療のポイント」とは・・・
依存症の場合は、物質依存もその他の依存も脳の仕組みが変化してしまったことによって発生しますから、症状を抑えるためには依存物質を摂取したり依存行動を行うしかないのですが、それではいずれ取り返しがつかないことになりかねません。
従って、依存しなくても大丈夫な状態に脳を戻す必要がありますが、元に戻す特定の薬というものは存在しません。
結局、依存症を治療するには物質や行動を絶つしかありません。
依存症には離脱という禁断症状が出ますから、普通の状態に戻るには時間と労力がかかります。
しかし、それを乗り越えない限りは依存症を克服することはできません。
禁断症状が出なくなれば、それは脳が通常状態に戻ったことを示していますから、そこまでが勝負です。
治療している間一番つらいのは禁断症状でしょうから、禁断症状を少しでも軽減するために、他の悪影響にならない趣味を見つけて打ち込むとか、他の人と励ましあうとか、そういう方法が有効になります。
依存症から立ち直ることができたという声も多く聞かれるように、依存症は治すことが可能です。その立ち直った人の実体験を聞いて参考にしてみるのも克服の一つの方法だと思います。
治療のポイント
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