▼「無剰余」とは・・・
無剰余とは、すでに抵当権が目いっぱい設定されて、それ以上抵当権をつけても意味がない状態のこと。
たとえば、債務者の自宅の評価額が1000万円だとする。住宅ローンが500万円残っていて、他に抵当権が付いていない場合には、500万円分の担保価値が残っている。しかし、この物件に500万円分の借金の抵当権が設定されると、その次に抵当権を設定しても、その債務者には当該物件を処分した場合に弁済が回ってこない。債務者がある資産を守りたい時には、なんらかの形で無剰余状態を作る戦略なども考えられる。
無剰余
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